MacOSⅩを標的として普通のPDFファイルに見せかけた偽装によりトロイの木馬(バックドア)を仕掛けるウイルスが蔓延している。
Windows環境でのこういったウイルスは古くから存在するが、ここに来てMacでも新手の手口としてPDFの脆弱性を狙った仕込みウイルスが広がり始めている。
Windowsでありがちな感染手段がMacにも
ウイルス対策ソフトのメーカーからの発表によるとこのウイルスはPDFに埋め込まれておりユーザー自身が不審なうごきに気づかないうちに感染させる疑いがあるとのこと。
感染するとMacのシステム内の深いところへ潜り込みバックドア型のウイルス(通信ポートをがら空きにするタイプでトロイの木馬に分類される)が仕込まれる。
ウイルス対策ソフトを導入しておきたい
こういったウイルスはMac内から完全に駆除しない限り作者の意図でいつ動き出すかわからない。そのためMacユーザーにはセキュリティの強化としてアンチウィルスソフト(ウイルス対策ソフト)の導入など個々の端末で対策を施す必要が有る。
今回の事例はPDF埋め込みだが、Windows版のウイルスでは画像ファイルや動画ファイルなどに埋め込まれたものが普及していた事を考えると、今後騙しのテクニックは滝にわたってくると考えられます。
Windowsであれ、Macであれウイルス対策は個人個人の判断において非常に重要な時代になってきたということでしょう。
参考記事
Macを狙った新手のマルウェア、PDF装いバックドアを仕込むhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1109/26/news023.html